Ryzen7 1700 Eight-Core と Radeon RX580の組み合わせ


前回はGeForceGTX1060_3G、RadeonRX570の比較をしてみた。

今回は、最新のグラフィックボード登場に伴って安くなっているRadeonシリーズのRX580を、

最新のゲームでも存分に能力を発揮するかを取った。


グラフィックボード・スペック表
ボード名 Radeon RX580 Radeon RX570
参考商品
MSI Radeon RX 580 GAMING X 8G VD6329
ROG-STRIX-RX570
-O4G-GAMING
接   続 PCI Express 3.0 x16 PCI Express 3.0 x16
メ モ リ GDDR5 8GB GDDR5 4GB
メモリバス幅 256bit 256bit
コアクロック/
メモリクロック
1257MHx/8100MHz 1120MHx/8000MHz
冷    却 ファン x2 ファン x2
補 助 電 源 8pin x1 8pin x1
T  D  P 185W 150W
金    額 \30,400〜 \19,698〜

一時期はマイニングブームによって値上がり・品薄といった事があったが、現在は落ち着いており品薄の心配は少ないだろう。

ピンも8pin x1である為、RX570から乗り換えてもそのままピンの流用が可能である。


検 証 機 器
使用グラボ MSI Radeon RX 580 GAMING X 8G グラフィックスボード VD6329
マザーボード ASRock AB350M Pro4
CPU AMD Ryzen7 1700 Eight-Core
メモリ G.Skill F4-2400C15D-8GNT (DDR4 PC4-19200 4GB 2枚組)
HDD Crucial Crucial CT240BX200SSD1
OS Windows10

CineBench R15
Radeon RX580:80.72 Radeon RX570:93.21

前回行ったRX570が93.21、GTX1060_3Gが95.40という評価から見ると、

今回行ったOpenGLの結果としては、思ったよりも差が開いてしまっている。


Phantasy Star Online 2
Radeon RX580 Radeon RX570
描画設定:最高品質(6設定)
画面サイズ:1280x720
Score:14746
平均FPS:約95
描画設定:最高品質(6設定)
画面サイズ:1280x720
Score:25508
平均FPS:約95

RadeonRX580もRX570同様、FPS110〜80の間をキープ。

目立った処理落ちも無く、画面サイズを大きくしても問題ないと思われる。

しかし、今回の管理人が行った環境設定ではスコアが伸びず、もう一度やったところ16000を超える程度に収まる結果となった。


Biohazard6
Radeon RX870 Radeon RX570
描画設定:操作なし
描画サイズ:フルスクリーン
Score:10112
描画設定:操作なし
描画サイズ:フルスクリーン
Score:11964

ムービー自体はRX570と特色がなかったものの、数値のみでと比べるとスコアに差が開いてしまう結果となった。


Final Fantasy 14
Radeon RX580 Radeon RX570






P
C


描画サイズ:1280x720
ローディングタイム:24.996sec
Score:10574
描画サイズ:1280x720
ローディングタイム:28.996sec
Score:12928






P
C



描画サイズ:1280x720
ローディングタイム:24.869sec
Score:12015
描画サイズ:1280x720
ローディングタイム:22.917sec
Score:15438

ローディングタイムに関しては、CPUの関係もあり非常に安定している。

しかしながら、スコアを見るとこちらもRX570と比較した際、ベンチマークのムービーを見た限りでは

全く問題はないにも関わらず、今回の管理人の環境下ではスコアでが劣る結果となった。


Final Fantasy 15
Radeon RX580 Radeon RX570






P
C


描画サイズ:1920x1040
Score:4245
描画サイズ:1920x1040
Score:3719






P
C



描画サイズ:1280x720
Score:8716
描画サイズ:1280x720
Score:8304

上記3つのベンチマークとは違い、こちらはスコアが示す様にRX580が頭一つ出ている。

ムービー自体はメモリが8GBという事もあり、RX570同様処理落ちが目立ったが、

RX580は高品質でも高画質でファイナルファンタジー15をやるには、十分に使える範囲だと考えられる。



管理人の環境下でのRX580は、用意した機器の相性の問題なのかFF15以外の評価が著しく宜しくない結果となった。

しかし、ムービーの動作自体はRX570より快適動作をしていたのは確かである。

プライベートで使っている私用のPCには、GeForceGTX1060_6Gとメモリ16GBを搭載しているので、

こちらもFF15のベンチマークを図ったところ、高画質1920x1040はグラフィックボードとメモリの性能も推奨設定を満たしており、

処理落ちの頻度は限りなく少ないものの、結果としては4800少しと“やや快適”。

標準画質の1280x720が8300超えの“快適”という結果となった。

ベンチマークでの結果を伸ばすのであれば、最新のグラフィックボードを搭載する必要があると考えられる。

しかし、現在出回っているPCゲームのスペックを見る限りでは、RX580やGeForce1060_6Gが推奨設定というのも存在し、

日本のFPSプロゲーマーもGeForceGTX1060やGTX1080Tiを使う人がいる。

多少コストは掛かるが新しくグラフィックボードを変えたい、BTOパソコンなどで新規購入するのであれば最新のグラフィックボードに変えても良いだろう。

汎用性が多くコストを抑えるのであれば、GeForce1060の6GやRadeonRX580を管理人はお勧めする。



Radeon RX 580
ARMOR 8G OC
NE51060015J9-1061D Radeon RX 590
ARMOR 8G OC
NE6166TS18J9-161F






最終更新日: 2019/05/18