新SSHDはSSDに匹敵する性能なのか


 先日、Seagateから新ハイブリッドドライブのST500LM000(500GB)とST1000LM014(1000GB)が発売された。

新製品に興味がある管理人としては早速購入し新ハイブリッドがSSDに匹敵するのか試してみた。

インストール環境は以下のものを使った。

 CPU Pentium Dual Core E5700 3.0GHz 
 メモリ DDR2 800 4GB
 GPU Intel HD Graphics
 SATA SATA2(3GB)

環境としては1世代前のSATA2(3GB)のポートを使うことで古い機械でも、どのくらい使えるのかかも見てみるつもりで使用した。

今回使用したストレージ類左からST500LM000(500GB)、Momentus XT 750GB、ADTA S510 
 
 

インストールにはWindows8を使用してその使用感とディスク性能を計測した。

ST500LM000(500GB)のCrystalDiskMarkの結果とWindows8の起動時間(約11秒)

Momentus XT(750GB)のCrystalDiskMarkの結果とWindows8の起動時間(約12秒)

ADATA S510 のCrystalDiskMarkの結果とWindows8の起動時間(約10秒)

まず、CrystalDiskMarkの結果から1000MBの読み込みはSSDがダントツに速いが書き込みはいずれも同じぐらいである。

512Kの計測はSSDがダントツで読み込みで3倍、書き込みで2倍の差が付いた。

4Kバイトと4Kバイトランダムアクセスでは比べる必要のないほどの差である。

ハードディスクの性能では前世代のMomentus XTが7,200回転の分だけ性能が良いようである。

CrystalDiskMarkの評価ではST500LM000もMomentus XTどちらも普通のSATAのハードディスクである。

しかし、起動については、いずれも10秒から12秒で起動した。これはハイブリットドライブの8GBのキャッシュ

性能が発揮されたことで、SSDに匹敵するパフォーマンスである。

起動後の使い心地でもSSDと遜色は見られないが、ソフトウェアをインストールして8GBのキャッシュ効果が

無くなるような大容量での使用は、ハイブリッドドライブ単体では期待できないであろう。

大容量での使用が前提ならSSD単体かハイブリッドドライブとSSDを組み合わせることお勧めする。

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最終更新日 2013/04/14