SSDをキャッシュディスクとして使う⑤(Windows8編)


 最近のHyperDuo対応のインターフェイスボードが、PCI EXPRESS×1からPCI EXPRESS×4対応に移り始めている。

PCI EXPRESS×4対応インターフェイスボードには、玄人志向のSATA3RI4-PCIEとHighPointのRocket 640Lがある。

今回は、HighPointのRocket 640Lを使うことにした。玄人志向のSATA3RI4-PCIEはWindowsのインストール時に

不具合があり測定できなかった。但し、HyperDuoの設定はどちらもできた。

インストール環境に以下の環境を使用した。

 CPU Intel Core 2 Quad Q9550
 マザーボード Asrock G41M-G53
 メモリ DDR3 1333 2GB
 GPU Intel HD Graphics
 HDD Momentus XT 750GB
 SSD M5S PX-256M5S [256GB]

HighPointのRocket 640LはPCI EXPRESS×16ポートに付けるためグラフィックはマザーボード内蔵のものを使用。

 起動後、Ctel+Mで表示2つのドライブをスペースで選択 HyperDuoの設定ではSafeではなくCapacityにする  設定完了
 
 SATA3RI4-PCIE  
 起動後、Ctel+Mで表示2つのドライブをスペースで選択 HyperDuoの設定ではSafeではなくCapacityにする  設定完了
  Rocket 640L

Windows8は特にドライバーなしにインストールできる。インストール後にCrystalDiskMarkとCrystalMarkのベンチマークを取った。

CrystalDiskMark  CrystalMark 

CrystalDiskMarkの数値ではM5S PX-256M5S [256GB]の公表スペックより30%ほど低いが、この数値ならディスクアクセスは問題無いほど

快適である。しかし、CrystalMarkでのグラフィック機能が低いのが残念である。Rocket 640L を使うとPCI EXPRESS×16ポートを占有

してしまうのでサードパーティーのグラフィクスボードが使えない。

そこでmSATA3I-PCIeとSSDとして[PLEXTOR] プレクスター Marvell製 88SS9187コントローラー&東芝製チップ採用

mSATA 6Gb/s対応 SSD 64GB PX-64M5M
とグラフィクスボードとしてRadeon HD5670 PCIe GDDR5 512を使用して

CrystalDiskMarkとCrystalMarkのベンチマークを取った。

CrystalDiskMark  CrystalMark 

ディスクアクセスはずいぶん低くなるが、CrystalMarkでのグラフィック性能は断然向上した。トータルバランスではこちらの方が良いかもしれない。

しかし、マザーボードの構成でPCI EXPRESS×16とPCI EXPRESS×4が1本ずつあるものなら確実な性能アップができる。

最新のマザーボードでの使用するならSSDの使用であるが、少し古いマザーボードならHyperDuoはパフォーマンスアップには最適な方法である。

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最終更新日 2013/06/22