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ReadyBoostでパフォーマンス向上を理解する


Windows Vistaの機能に始まったフラッシュメモリをキャッシュにするReadyBoostだが、最近では

ハードディスク(HDD)との併用に最適化されたキャッシュ用SSDが発売されるなど、HDDのキャッシュ

利用でパフォーマンスを向上させることが流行っている。

管理人はWindows7のReadyBoostをはじめHybridDrive、eBoostrなど色々調べた結果をまとめてみた。

Windows7のReadyBoost機能検証を参照)

@ ReadyBoost

   対応OS:Windows Vista、Windows7

   Windows Vistaは4GBの制限があることからReadyBoostは、あまり期待しない方がよい。

   Windows7は一つのディスクで32GBまで、全部で256GBまで設定できるので効果がでる。

   WindowsXpには非対応。

 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の利用

 評価:非常に良好(キャッシュの効果を体感でき納得できる)

 USB3.0対応フラッシュメモリ

 評価:良好

 USB2.0対応高速フラッシュメモリ

 評価:良好

 一般的USB2.0フラッシュメモリおよびSDなどのメモリ

 評価:ReadyBoostの機能を感じない(使うだけ無駄




A eBoostr 4 Professional

   対応OS:Windows 7(32bit/64bit)Windows Vista(32bit/64bit)Windows XP(32bit/64bit)
         Windows Server 2008(32bit/64bit)Windows Server 2003(32bit/64bit))
  
  メモリーデバイス4つまで利用することができる。また32bit版では32GB以上のメインメモリ
  もキャッシュにできる。(価格 約4,000円)
  eBoostrのキャッシュ効果の感じられる容量は、インストールアプリの量にも左右されるが
  キャッシュ効果を体感したいのなら16GBぐらいは必要である。


 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の利用

 評価:非常に良好(キャッシュの効果を体感でき納得できる)

 USB3.0対応フラッシュメモリ

 評価:良好

 USB2.0対応高速フラッシュメモリ

 評価:良好

 一般的USB2.0フラッシュメモリおよびSDなどのメモリ

 評価:eBoostrの機能を感じない(使うだけ無駄



B SilverStone/シルバーストーン SST-HDDBOOST

  対応OS:Windows 7(32bit/64bit)Windows Vista(32bit/64bit)Windows XP(32bit/64bit)
        Windows Server 2008(32bit/64bit)Windows Server 2003(32bit/64bit)

  ハードディスクの長所である「大容量」と、SSD の長所である「速度」の両方を活かせるHDDアクセサリ

 評価:非常に良好(キャッシュの効果を体感でき納得できる)
 
 SSDとSST-HDDBOOSTの両方のコストがかかる。またキャッシュはHDD1台だけ。

C High Point/ハイポイント RH1220

   対応OS:Windows 7(32bit/64bit)Windows Vista(32bit/64bit)Windows XP(32bit/64bit)
         Windows Server 2008(32bit/64bit)Windows Server 2003(32bit/64bit)


  ハードディスクの長所である「大容量」と、SSD の長所である「速度」の両方を活かせるHDDアクセサリ

 評価:非常に良好(キャッシュの効果を体感でき納得できる)
 
 SSDとSST-HDDBOOSTの両方のコストがかかる。またキャッシュはHDD1台だけ。

 類似製品:玄人志向 mSATA3I-PCIe 玄人志向 SATA3RI2-PCIe



D Synapseシリーズ 2.5inch SATA3 SSD 64GB

  対応OS:Windows 7(32bit/64bit)

  HDDとの併用に最適化されたキャッシュ用SSDです。専用キャッシングソフトウェア付属

  類似製品:「Crucial Adrenaline(CT050M4SSC2BDA)」
         Momentus XT 750GB (ST750LX003) Momentus XT ST95005620AS

 評価:非常に良好(キャッシュの効果を体感でき納得できる)
 
 Windows7だけの対応であり64GBで約1万円は、ややコスト高。



以上まとめた結果から速度を体感できるメモリはSSDが抜群である。キャッシュ容量としては
ハードディスク容量に対して約1割程度のSSDが一番効果的であるが、1TBのハードディスクに
120GBのSSDを使うならSSD単体の方がパフォーマンスはでる。
コストの面を考慮すると80GB以下のSSDを使うのがベストであろう。

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最終更新日 2012/04/11